眠らないウサギ ~書籍紹介シリーズ②~
- 2021年08月25日
- ブログ
こんにちは。
ステイホームが叫ばれる中
読書はいかがでしょう?
ってことで本の紹介をしております。
書籍紹介シリーズ 第二弾
本日ご紹介させていただく本は
題名:眠らないウサギ
著者:折山淑美 出版:集英社
今回の東京五輪では
柔道日本代表の活躍が素晴らしかったですね。
日本代表監督井上康生さんのことが書いてある本です。
【内容】
天才であるウサギが途中で眠ってしまうから、
コツコツ努力してきたカメは追いついてしまう。
しかし井上康生は天才であるのに努力をし続ける。
だから凡人のカメがいくら頑張っても追いつくことはできない。
高校時代から康生を指導してきた佐藤師範は
そんな康生を「眠らないウサギ」と言いました。
2000年シドニー五輪で圧倒的な強さで優勝。
前年に世界選手権に初出場し見事優勝。
世界のマークがきつくなる中、
世界一の男が世界一の練習をしてきたのだから
オリンピックでも負けるはずがない。
そんな意気込みで臨んだシドニーでした。
カッコいいですよね~
シドニー五輪の表彰式で
ジャージの胸元が盛り上がっている。
中に前年に亡くなった母親の遺影をしのばせてました。
金メダルをもらうと
ジャージの中から母親の遺影を取り出し
高々と上げ、会場がさらに盛り上がりました。
この本には、お父さんとお母さんの出会いまで書いてあります。
康生は、3人兄弟の末っ子として宮崎県に生まれます。
父親は柔道の指導者をしていましたが、
上の兄2人は剣道を選びました。
父の姿を見て末っ子の康生が
小学校1年生の時に「柔道をやりたい」
と言い出しました。
父親も母親もすごく喜びました。
その後二番目の兄も柔道を始めました。
めきめきと力を付け
宮崎を代表する選手になった康生を、
父親は本気で鍛えたいと思いました。
しかし母親に
「あんた康生に甘いからねー。本当に厳しくできるの?」
と言われました。
末っ子ということで
父親はどうしても康生に
厳しくすることが出来ませんでした。
しかし心を鬼にして康生を鍛えようと思い改めたのです。
あるとき康生が父親に技を教えてもらおうと
「お父さん・・・」と呼びかけました。
そうしたらいきなりゲンコツが飛んできました。
なんで???????
父親は、道場においては他の生徒と同じように
「先生」と呼ぶようにさせたかったのです。
父親は康生が自分でそれを気づくまで
何も言わなかったのです。
当時小学校4年の康生には
何故だか理解できずに悩む日々。
父親もそれに対して葛藤がありました。
周りからも「康生君かわいそう」
という声も上がったし、
母親からもやりすぎではないかと言われました。
父はそれでも
康生なら気づいてくれるはず!
と思って貫いたのです。
康生はあるとき
恥ずかしながら小さな声で「先生・・」
と康生が言ってきたのです。
それを聞いて父親は嬉しくなって、
道場の外へ出て涙を流しました。
その他の内容は、周りの人の協力。中学、高校、大学までの柔道人生。ライバルとの戦い・・・・など。
家族の愛が半端なく思わず泣けてしまう。
そんな内容がぎっしり。
私は特に秀でた才能を持っていませんが、
何か理由を付けては努力から避けることも多かったです。
しかし天才で努力型の人がこの世にいることを知って、
「カメが努力しないでどうする!」
って反省しましたね。
一生勉強ですね。
最後まで読んでいただき、
ありがとうございました。
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