もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら ~書籍紹介シリーズ⑥~
- 2021年09月21日
- ブログ
こんにちは。
彼岸に入りましたね。
とってもいい天気ですね。
暑さ寒さも彼岸までといいますが、
日中は汗ばむような気温でも、
すっかり朝晩は涼しくなりました。
さて読書の秋ということで
書籍紹介シリーズ 第六弾
本日ご紹介させていただく本は
もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら
長い!!
略して「もしドラ」って言ってますね。
アニメでも実写版でも人気の作品となりましたよね。
マネジメントとは経営のことです。
マネージャーは経営者のことです。
部活のマネージャーとは
ちょっと違いますね。
でも、とある都立高校野球部のマネージャーが
間違えてマネジメントの神様と言われている
ドラッカーの「マネジメント」を
本屋で買ってしまったのです。
なんと
ドラッカーは渋沢栄一をリスペクトしているらしいです。
それでもってドラッカーの本を読みたくなったんですが、
まずは入門編として、
映画でも話題になったこの小説を読もうと思ったんです。
- 内容
主人公のみなみは、
都立高校の野球部女子マネージャーになりました。
夏の大会が終わって、
新チームになったところでしたが、
部員のやる気なさに呆れました。
みなみはマネージャーとして
このチームを「甲子園に連れて行く」と宣言しました。
そこで書店に行って
ドラッカーの「マネジメント」を買いました。
でも書いてあることは企業経営のことばかり。
マネージャーとは本来経営者のことであり、
部活のマネージャーのことなんて書いてません。
「失敗したー!」と思いましたが、
せっかく買ったのだから読み進めていると、
野球部の運営に当てはめられるのではないか?
と思ったのです。
◦マネージャー(経営者)としての資質
⇒真摯であること。才能ではない。
◦企業の出発点は顧客
野球部の顧客とは、
高校野球にかかわるすべての人たち
⇒学校、保護者、高野連、野球を見に来てくれる人たち・・・・
自分たち野球部員でさえも顧客。
その人たちを感動させることが使命だと思ったそうです。
しかし、監督と部員の間には距離を感じていました。
そこで、みなみは全部員と一人ずつ話し合うことにしました。
(マーケティング開始)
そして表面ではわからない
一人一人のことが分かるようになっていくのです。
新チームになって初めての大会。
結果は野手のエラーの後、
エースが崩れて四球を連発し押し出しで点数を与え負けてしまいました。
試合後のミーティングで
キャッチャーが「ふてくされて四球を出すようなヤツの球など受けたくない」
と言いました。
しかし監督が
「四球を出したくて出すようなピッチャーなんていないんだよ!」
と言いました。
監督の言葉にエースは目覚め、
そして野球部全体が生まれ変わりました。
ドラッカーのマネジメントの本には
成長の時が書いてありました。
準備が大切でそれがなければ成長の機会をのがしてしまう。
いまこそ成長のチャンス!
ととらえたみなみは、
練習方法や部の運営など次々と変えて行きます。
チームの人事もかなり変わり。
適材適所で、キャプテンも変わりました。
レギュラーも変わり、
でもそれはみんな納得済みでチーム一丸となりました。
そして生まれ変わった野球部は力を付け、最後の夏の大会に挑む。
◦監督の方針「ノーバント、ノーボール作戦」
⇒送りバントはしない。
打者はいい球だけ打つ。
ボール球には手を出さない。
投手はボール球で打者を釣るような投球はしない。
ストライクを狙い、打たせて取るピッチング。
監督の方針が見事にはまり、
強豪校を破るなど旋風を起こしました。
これ以上書くと
ネタバレしちゃうので
このへんで!!!
弱小の都立校野球部が
強くなっていくというストーリーも
面白いのですが、
けっこう勉強になりますね。
とりあえず私も経営者の端くれですが、
真摯であること・・・
など学びが多かったです。
最後まで読んでいただき、
ありがとうございました。
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