稲盛和夫さんがこの世に遺したもの
- 2022年10月22日
- ブログ
京セラ、KDDIの創業者であり、JALの再建をした
稲盛和夫さんが2022年8月24日、亡くなりました。
「経営12カ条」「アメーバ経営」「六つの精進」・・・・・・
などなど、
稲盛さんが経営で苦しみもがいている中で生まれた数々の哲学。
単なる経営の手法の領域をはるかに超えて、
経営者の心のよりどころとなり、
日々の決断に悩んだ時の指針となっています。
稲盛さんが
この世に遺してきたものの重みを改めて感じます。
稲盛さんの著書「生き方」は
人生の哲学として、
ロングベストセラーといて
世代を超えて読み継がれています。
いくら財産や地位や名誉があっても、
死んでしまえばあの世には持っていけない。
持っていけるものはただ一つ
「魂」だけである。
だから「魂」を磨き高めて、
今よりも死ぬ時の方が
より魂を磨き高めなければならない。
・思いを実現させること
・原理原則から考える
・心を磨き高める
・利他の心で生きる
・宇宙の流れと調和する
「生き方」という本は
人間として正しい生き方や哲学、
人間として生まれてきた役割・・・・
人間として一番大切なことが
書いてある本です。
日本でも多く読まれていますが、
海外13か国で翻訳され、
中国ではなんと150万部も突破したそうです。
稲盛さん逝去のニュースは
多くの中国メディアも取り上げられました。
中国にとっても
大きく影響を与えた人物でもあります。
中国の高度成長下にあって
稲盛さんの影響は大きかったようです。
稲盛式経営が広まった。
一見矛盾しているような
アメーバ経営と
フィロソフィ経営(原理原則に基づく経営、人間として正しいことをすること、倫理道徳に基づくこと)
経済と道徳の両立論は中国でも昔から存在していました。
二宮尊徳や、渋沢栄一の「論語と算盤」でも
そのことは説いていました。
ただ経済と道徳の両立はとても難しいものでした。
しかし稲盛さんは人間性を磨くこと、
私利私欲や傲慢を許さず、
そして利他の心をもつ。
それが社会に認められ、経営もうまく行く。
稲盛哲学は経営とは
利他の精神で行い世のため人のために行う。
いわば愛であり慈悲の心であります。
アリババ創業者の馬氏は稲盛さんを尊敬しているようです。
「アリババはここまで運よくやって来れましたが、
奢ることなく、これからも相手の利益を優先するという
ミッションを持ち続けていきます」
と稲盛さんに言ったそうです。
稲盛さんは馬氏に
「会社がここまで大きくなったのに有頂天にならずに、
毎日が修行と捉えているのは素晴らしい」
と言ったそうです。
稲盛哲学は日本のみならず世界中に必要ではないのでしょうか?
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★稲盛和夫の言葉★
私は27歳で前の会社を辞め、会社をつくった。
その時に前の会社の上司である課長も一緒に来られた。
歳は私より一回り上で前の会社の上司だった人が、
今度は私の部下になった。
そして前の会社の取締役だった方も来てくれた、
私の親ぐらいの年齢の方である。
私より一回り年上の人や親と同じ年齢の人と
一緒に仕事をしなければならない。
そんな中みんなの力を集めて
ベクトルを合わせなければならない。
みんなにどうやって付いてきてもらうか?
大いに悩んだ。
時には親と同じ年齢の専務に
説教しなければならない時もある。
私は工学部出身なのでみんなの前で話すときは、
文学的な話し方は出来ない。
格好つけて話したつもりが全くダメ。
それではいけないと思って、
私は人間性を高める本をたくさん読んだ。
日本の格言。中国の古典。宗教の本・・・・
小学校で教わった道徳のことを思い出したり・・・・。
とにかく人に惚れさせるために自分を磨いた。
「ひとたらし」という言葉があるが、
まずはたらし込むのは社員から。
社員に惚れさせることが一番だと思った。
リーダーにふさわしい人間性をまず備えることから始めた。
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稲盛さんは本当に多くの遺産を残して旅立っていきました。
日本においても世界においても。
人間性を磨き高める。
それは一生続く。
今よりも死ぬ時の方がより魂が磨かれているように。
本当に素晴らしいことを教えていただきました。
稲盛さんの魂は日本だけにとどめておくのは勿体ない。
世界中に稲盛哲学が浸透すれば素晴らしい世の中になるでしょう。
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