私が開院した理由

腰痛で苦しむサラリーマン時代

私はこの仕事をする前はサラリーマンでした。
サラリーマン時代、随分腰痛に悩まされてきました。

私は学生の頃は柔道をしていたのですが、社会人になると
運動不足で筋力が落ち、腰痛に悩まされるようになりました。

整形外科では腰椎すべり症と診断されました。

若い頃に過度なスポーツをやることで腰の骨が分離する病気です。

腰痛はもちろんのこと、足はすぐに疲れてきますし、
背中や肩も凝り、仕事にも差し支えるように。

20代だというのに、この先自分の体はどうなるのだろうか?
とっても不安でした。

本当に辛くて辛くて、いろんな接骨院や整体院など回りました。
でもなかなか改善されずに、もうお先真っ暗状態。

体が調子悪いと精神的にも参ってきてしまいます。
この悩み誰がわかってくれるんだろう?

心が前に向かないのです。毎日が憂鬱です。

 

長生医学との出会い

そんな中で出会ったのが「長生医学療法」の先生。
最後の望みとして知人の紹介でその先生の治療を受けました。

そうしたらどうでしょう!
それまで苦しんでいた腰痛がピタッと良くなったのです。

衝撃でした!!!!
真っ暗だった私の心がパーっと明るくなりました。

体が調子良くなるとこんなに気持ちも
変わってくるものなのかなとビックリしました。

何と言ったらいいか言葉では言い表わせません。

長生医学療法は、脊椎矯正によって体の歪みを正し、
病気の原因を根本から取り除き、各人が生まれつき持っている
自然治癒力を発揮させることで健康体に回復させていきます。

最終的に長生医学によって私の体は本当に良くなったのです。
当時の私は先生に魔法をかけられたように思ったのです。

 

長生医学の道を志す

こんな素晴らしい治療法を是非自分でも身に付け、
多くの苦しむ人のお役に立てたらなあとふと思いました。

そして東京の長生学園の存在を知ることに!!!

「ここへ入れば自分にも魔法を身につけることが出来るかもしれない」

そう思いました。

学校のパンフレットを取り寄せて検討しました。
3年間学校に通い、卒業後には国家資格が取れます。

よし!思い切ってサラリーマンを辞め、東京の長生学園に入学しよう。
そう決めました。

 

苦労の日々

でも長生学園に入学するには入試があります。

国語、生物、社会、うーーーー(*´д`*)
受験勉強しなければなりません。

その当時、あん摩マッサージ指圧師や鍼灸師、柔道整復師など
国家資格が取れる学校へ入学するのは狭き門だったのです。

仕事をしながら一生懸命受験勉強をしました。
知り合いの高校の先生に教科書をもらい、高校卒業レベルの勉強をしました。

何しろ社会人になって数年経過していますからね。

数年ぶりに教科書開いて勉強するなんて、
とってもしんどくてしんどくて。

 

努力が実り、入試に合格

晴れて長生学園に入学することが出来3年間通いました。

しかし、待っていたのはまた勉強、勉強、勉強(*_*)

生理学、解剖学、病理学、衛生学、臨床科目、東洋医学…
基礎医学は3年間のうちにみっちり叩き込みまれました。

技術磨きは、授業が終わったあと学生同士で腕を磨き合ったり、
週に一度の勉強会に参加したり、近所の人や知人の体を施術したり。

長生学園時代より長生医学会の研修会にも積極的に参加し、
長生医学会の先生の元で学び、腕を磨いてきました。

技術を磨くことは大変なことですが本当に楽しいものでした。

長生学園では知識や技術を学ぶだけでなく「心」も学びました。

 

治療家として大事なもの

長生学園ではとても大事なものを教わりました。

治療家として大切なもの、それは「心」は大切です。

「心」の教育をしてくれる学校はなかなかないと思います。
私は幸せだと思いました。

長生学園卒業後あんまマッサージ指圧師国家資格を取得しました。

入学試験の受験勉強から長生学園での勉強、国家資格の勉強・・・・
人生でこんなに勉強したことは初めてでした。

平成16年6月にひしやま長生療院を開院いたしました。

 

開院したものの

「地域の健康社会に貢献したい」と希望に
胸ふくらませて開院いたしました。

「開院したら体の不調を訴える人たちが多く来院するのだろうな」
「自分ならこの道でやっていける」

そう思っていました。

しかし現実は厳しいものでした。

開院直後は、知り合いの方や近所の方が来院してくれましたが、
しばらく経過すると患者さんがぜんぜんやってこないのです。

「これではいけない」と自分でチラシを作って、配りに行きました。
季節は夏、炎天下の中自転車でけっこう配りに回りました。

ポストに入れたり、歩いている人に直接チラシを渡したり。

もう日焼けで真っ黒。
室内の仕事なのに真っ黒に日焼けしているのです(笑)

でもなかなか結果は出ませんでした。

 

感謝の気持ちを忘れずに

自分のマイナス思考との戦いでした。

そんなこんなで、チラシを見て来てくれる患者さんもちらほら。

そしてその患者さんがさらに友達を紹介してくれたり。
少しずつですが来院される方が増えて来ました。

数年たった今でもその当時の患者さんが通ってくださっています。

そんな方々に支えられながら現在があります。
本当にありがたいですね。

その当時の苦しかったこと思い出して、感謝の気持ちを
絶対に忘れないようにして参ります。

 

師匠の一言

国家試験に合格したあとに師匠にひとこと言われました。

「やっとスタートラインに立てたね」

まさにその通りだと思いました。

プロとして実際にお金をいただいて人の体を治療する。

学生時代にも積極的に何人もの人を施術して
勉強してきましたが、それとはまったく責任が違うのです。

もうプレッシャーでした。

苦しむ人の体を良くしてあげたいと心から願って
治療しているのですが、なかなか思うようによくなりません。

またまた苦悩の日々(→o←)ゞ

 

「怖さ」を忘れずに

プレッシャーから解き放たれるために、一所懸命学びました。

日本長生医学会の全国の研修会にも積極的にも参加しました。
大ベテランの先生も謙虚に研修を受けている姿に感動しました。

鍼灸師、あんまマッサージ指圧師、柔道整復師、
カイロプラクティックの先生方とも交流しました。

いろんな考え方があることを学び、刺激を受けました。

しかし勉強すれば勉強するほど難しさの壁にぶち当たります。
そして人の体を扱う仕事の「怖さ」を知りました。

日本長生医学会の会長は「怖さを忘れてはいけません」と言われます。

人間いろいろ成功したりすると誰しも天狗になります。
そういった時にこの「怖さ」を忘れてしまうそうです。

常に謙虚でありたいものですね。

これからも常に謙虚に常に研鑽に努めて精進してまいります。

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